今回は、BitSearch(ビットサーチ)を紹介しよう。

メールの一斉配信を行うと、メールアドレスが存在しなかったり、メールボックスが一杯などの理由でメールが届かずに戻ってきてしまうことがある。

この届かずに戻ってくるメールを「リターンメール」とか「不達メール」というが、メールアドレスが古くなればなるほどリターンメールになる可能性が高い。

リターンメールも数件ならさほど気にならないが、メールマガジンの発行などで何千件単位で一斉配信を行うと百件単位でリターンメールが戻ってくることもある。

リターンメールは、そのままにしておいても直接的な問題が少ないのでそのままにしていることも多いと思うが、実は必ずしもうそうとは限らないのである。

たとえば、Aプロバイダーのユーザーである田中さんがtanaka@provider-a.ne.jpというアドレスを利用していたとする。
ところが、この田中さんがAプロバイダーを解約し、別のBプロバイダーに契約しなおしてメールアドレスが代わることは良くあることである。
当然、Aプロバイダーのtanaka@provider-a.ne.jpというメールアドレスは使用者がいなくなり一時的にこのアドレスにメールを送信してもリターンメールとなる。

ただし、tanaka@provider-a.ne.jpというメールアドレスは、永久に誰も使用しないわけではなくAプロバイダーの別のユーザーが使用し始めることはあるわけで、リターンメールを無視してその後も送り続けているとすると、ある日リターンメールにならず元の田中さんではなく別人にメールが送られるようになってしまう。
これは、受信許可を得ていない人メールを送信してしまうということでSPAMメールと考えられる。

また、リターンメールになるメールを多くの企業が送信すれば、インターネットに相当な負荷となることは間違いない。

このような事態になる可能性がある以上、リターンメールはその都度チェックしデータベースを常に最新の状態とすることが必要になる。

ただ、リターンメールから元の宛先のメールアドレスを抽出しデータベースと照合する作業は、結構手間がかかるがその割りに売上につながるわけではないし、コストに見合わない作業なのである。

そこで、そうした作業を簡単に行えるようにしたソフトウェアが、BitSearch(ビットサーチ)である。
メールを送信した後、リターンメールが一通り戻ってきたら、BitSearchを起動して処理すればメールアドレスの抽出からデータベースの照合までを短時間で簡単に処理することができる。

ぜひ、お試しください。